グルメ

種類豊富な千葉県産ブランド牛を紹介します

2022.11.28 11:07

噛めば口いっぱいに溢れる肉汁とうま味。牛肉は食べるだけで心が満たされ、幸福感を味わえる食材です。
さまざまなブランドがある牛肉ですが、千葉県産のブランド牛が種類豊富なのはご存知でしょうか?

今回は千葉県産牛肉を購入したいと考えている方のために、牛肉を選ぶときに持っておきたい知識や千葉県産ブランド牛とその特徴についてご紹介します。

 

ブランド牛とは?

ブランド牛とは、お肉の品質についての厳しい基準を満たしているもののことをいいます。

ですので、それぞれの銘柄に関して言えば全国一律の定義というのはありません。代わりにそれぞれの地域においてブランドを管理する団体(各推進団体)が、品種や性別、肥育地など一定の基準を設け、その基準に達した牛をブランド牛と呼ぶのです。

 

主な基準

解説

品種

 牛の種類を指し、形態などの特徴または系統で区別する。 

性別

性別を問わないブランドとメスしか認めないブランド、

または出産経験や去勢の有無を問われるブランドもある。

肥育地

生まれた土地ではなく「一定期間肥育された土地」を指す

歩留等級

 (ぶどまりとうきゅう) 

一頭の牛からとれる肉の量についてのランク(AからC)

肉質等級

牛肉の質についてのランク(5から1)

 

これらの基準を満たすように丁寧に管理された牛肉のみがブランド牛として扱われ、消費者は安心して高品質なお肉を手に入れることができるのです。

 

 

A5ランクが一番美味しい?牛肉の格付けの基準

牛肉はブランド牛に限らず、「A5ランク」といったような格付けがされています。

このようにアルファベット+数字での表記が一般的であり、アルファベットのAからCの評価は「食べられる部分の肉がどれだけとれるのか」が問われています。これが歩留等級です。

 

  • A:最高ランク。食べられる部分が多いもの
  • B:食べられる部分が標準的な量のもの
  • C:食べられる部分が少ない

 

一方、数字は肉質等級といい、その名のとおり「肉の質」を判断します。具体的な評価の項目は次のとおりです。

 

  • 脂肪交雑
  • 脂肪の色沢と質
  • 牛肉の締まりときめ
  • 牛肉の色沢と質

 

こちらは1から5までの5段階表記であり、いずれも「5」が最高評価です。

そして、押さえておきたいポイントは上記4つの項目をそれぞれ評価した中で最も低いランクがその牛肉の最終的な評価となる点です。

 

(例)

肉質項目

 等級 

 最終評価 

脂肪交雑

5 3
脂肪の色沢と質

5

   牛肉の締まりときめ   

3

牛肉の色沢と質

5

 

また、4つの項目は基本的に「見た目の評価」です。脂肪やお肉の質が見た目の評価に強くかかわってくることはありますが、A5ランクのように高く評価された牛肉でも、味の良さを保証しているわけではないということが言えます。

例えば「サシが沢山入った霜降り肉が好き」という方にはランク5の肉が好まれ、「脂身が苦手で赤身派」という方はランク5だと脂肪が多く感じてしまう可能性があるということです。

このように、牛肉の格付けにおいてA5ランクは「食べられる量が多く、サシが多く、見た目が良いもの」となるため、間違いなく最高品質ではあるものの、他のランクの牛肉の味が常に劣るというわけではないということを押さえておきましょう。

 

 

和牛と国産牛の違いや特徴とは?

店頭やレストランで見聞きする「和牛」と「国産牛」。どちらも同じ日本産牛肉の意味のように聞こえますが、実は和牛と国産牛は同じではありません。

和牛は品種を指しており、国産牛は品種や生まれた土地に関係なく飼育された期間が最も長い国が日本である牛を指しています。

 

和牛と国産牛の特徴や違いについて、さらに詳しく掘り下げていきましょう。

和牛について


和牛と表記できるのは、数ある牛の品種の中でもたった4品種のみとなっています。具体的には

  • 黒毛和種
  • 褐毛和種
  • 日本短角種
  • 無角和種

これらの品種と、品種間での交雑により生まれた牛以外は和牛と名乗ることができません。

品種という厳格な定義のある和牛は食用肉として改良が重ねられており、国内のみならず海外からも人気があります。

 

国産牛について


国産牛は、日本における肥育期間が他の国で過ごした期間よりも長い牛を指す言葉です。

名前の印象から日本で生まれた牛のみに付けられる名前と思いがちですが、生まれた場所は関係がありません。

外国生まれの牛だとしても、日本における肥育期間が一番長い場合(例:外国で8か月過ごし、日本で9か月以上過ごす)や、国内で育った乳牛用品種のホルスタイン種が食用になった際も「国産牛」となるのです。

 

和牛と国産牛どちらを選ぶ?


それでは、和牛と国産牛ではどちらを選んだら良いのでしょうか。迷ってしまいそうですが、押さえておくと選びやすくなるポイントを3点ご紹介します。

 

1.味の違い

和牛は赤身の味に深みがあり、肉の濃厚な甘みが楽しめます。また脂身についても和牛の方が甘みが強いです。

対して国産牛はクセが少なく、あっさりして食べやすい傾向にあります。

 

2.柔らかさの違い

牛肉の食感は、和牛の方が国産牛に比べて柔らかい傾向があります。

その理由は、和牛にはきめ細かなサシが入っているからです。サシは霜降りとも言われる脂肪のことを指しますが、その脂肪が加熱されることによってとろけ、柔らかい食感が楽しめます。

 

3.価格の違い

価格は和牛の方が高く、国産牛はリーズナブルです。和牛は、ブランドによっては100gあたり数千円以上となることもあります。

和牛と国産牛は用途や求めるものによって正しく選び、それぞれの良いところを踏まえて使い分けるのがおすすめです。贅沢をしたいときや贈答用の肉には和牛を、毎日の料理に使う肉としては国産牛を選ぶと良いでしょう。

 

 特徴 

和牛

国産牛

 濃厚な甘みがある 

 クセがなくあっさりしている 

 柔らかさ 

柔らかい

和牛には劣る

価格

高い

安い

 

 

おすすめの千葉県産ブランド牛をご紹介します!

千葉県は豚肉に比べると牛肉の生産量が少ないですが、ブランド数はなんと20種類近くもあります。

松坂牛で有名な三重県のブランド牛が3種類ほどと考えると、千葉県産ブランド牛の種類の豊富さが伺えるでしょう。

 

数ある千葉県産ブランド牛の中からおすすめの牛を、飼育方法や餌のこだわり、味や食感といった特徴を踏まえてご紹介します。

 

みやざわ和牛


肉質のしまりが良く、きめが細やか。みやざわ和牛は噛めば口の中に広がる、和牛ならではの甘さと芳醇な風味に心が弾む牛肉です。

 

みやざわ和牛は自然が溢れる優しい風土の千葉県北総台地・香取郡東庄町で育まれています。生産履歴の記帳管理を徹底することで、安全かつ安心な牛肉を生産しています。

 

餌は飼料給与マニュアルにより統一した管理を行い、牛に与えています。粗飼料(草や草などで作られた餌)は、稲ワラをメインに地場産のものを使用しているのがこだわりです。

 

品質が認められ、「第1回チバザビーフ枝肉研究会 黒毛和種の部 最優秀賞」をはじめ、さまざまな賞を受賞。ちばぎん商店でも取り扱ったことのある、肉好きに喜ばれる千葉県産ブランド牛です。

 

みやざわ和牛を使った商品はこちら

▼とろうまローストビーフ(好評販売中)

最高ランクの和牛でしか味わえない肉の柔らかさ、サシの入った見た目の美しさ、口に入れた瞬間の香り、噛んだあとにも追いかけてくるうま味をお楽しみいただけます。

https://shop.c-value.jp/view/item/000000000228

 

▼ブロック肉・ステーキ用・焼肉用(販売終了)

お肉の新鮮さを損ねず美味しく加工する技術で、お客さまが望む最高の状態でご用意。

https://www.c-value.jp/projects/scmeat001

 

かずさ和牛


柔らかな舌触りと口当たりの良い牛肉のうま味、良質な脂肪の香りの虜になるのがかずさ和牛。千葉県内各地で生産されているブランド牛です。

 

自然溢れる環境において育てられた黒毛和種のかずさ和牛は、ストレスを感じず健康に育つように、30か月前後と長期間肥育されているのが特徴。ヨードを含んだ湧き出る天然水や、長い研究によって生み出されたかずさ和牛特製飼料を与えられ、すくすくと育っています。

 

かずさ和牛を使った商品はこちら

▼かずさ和牛100%使用。濃厚な旨辛ユッケジャンスープ(販売終了)

牛肉の濃厚なうま味と野菜の甘みがたっぷりスープに入った、ユッケジャンスープ。

https://www.c-value.jp/projects/rollkitchen001

 

千葉若潮牛


千葉若潮牛は匝瑳市(そうさし)や山武郡横芝光町などで生産されている、千葉のブランド牛で、以前千葉県で行われた「若潮国体」にちなんで名付けられました。

 

千葉県北東部の恵まれた自然の中で育った千葉若潮牛は、指定配合飼料をメインに徹底管理された飼料を与えられています。脂肪のきめが細かやで、肉質の柔らかさが特徴です。


交雑種の千葉若潮牛は肉質の良さに対して、お手頃価格な点も評判となっています。

 

ナイスビーフ


千葉県の銚子地域で畜産に相応しい快適環境にて育てられたことと、指定配合飼料を6か月以上与えられたことによって安定した品質が保たれています。

 

千葉県を代表する牛肉としてチバザビーフに名を連ねて高い知名度を誇っています。

 

北総和牛


千葉県の北総地域にて、少数の生産者により大事に育てられているのが北総和牛。稀有な黒毛和種です。

恵み豊かな自然環境と過ごしやすい温暖気候の北総地域で育まれる北総和牛は、パイナップル粕や千葉県特産品の落花生を加えたこだわりの餌で育てられているのも特徴です。

工夫を凝らした餌により、うま味がありつつ口どけの良い脂と甘みのある赤身の味が堪能できます。

 

しあわせ満天牛


千葉県北東部にて育てられているのがしあわせ満天牛。「お肉を食べて、幸せになって欲しい」という思いから名付けられた、黒毛和牛です。

 

しあわせ満天牛はストレスが少なく清潔な環境下にて、「しあわせのふりかけ」とも呼ばれるこだわりの飼料・産直ビーフミックスを与えられて育ちます。

飼料は漢方や生薬に含まれている植物多糖体、ビタミンEをバランスよく配合。牛の健康を保ち肉色と食感に優れた肉質に仕上げています。

 

しあわせ絆牛


北総台地という牛にとって過ごしやすい温暖気候と自然溢れる環境により、程良い霜降り加減とさっぱりとした脂、柔らかな赤身の食感が楽しめます。

 

しあわせ絆牛に与えられる餌は、ビタミンEがバランスよく配合された産直ビーフミックス。この餌により牛の免疫力を高めることで、鮮度の良い肉質に仕上げています。

 

卯の花牛


卯の花牛は自然に囲まれ、海からの風が吹く匝瑳市で育てられているブランド牛です。

名前の由来となっている「卯の花」(おから)をベースにした自家配合飼料は、栄養バランスや安全性に優れています。独自の飼料を与えられて育った卯の花牛の肉は、風味のよさと甘さが味わえます。

 

高級感がありながらも手頃な価格で購入できる、人気のブランド牛です。

 

コウゴ牧場牛


旭市にあるコウゴ牧場で育てられたのが、コウゴ牧場牛。広大な緑が広がる牧場にて大切に育てられています。

 

飼料は粉ミルクや牧草、配合飼料を利用しており、牛の成長に合わせて比率・原料を変えて与えています。

交雑種であるコウゴ牧場牛は手頃な価格でありながら、黒毛和種に匹敵する上質な肉質がお楽しみいただけます。

 

せんば牛


千葉県で作られている地元産飼料や粗飼料を与えて育てられているのが、せんば牛。

千葉を「せんば」と替えて読んだ、交雑種のブランド牛です。

 

せんば牛はビール酵母を配合した飼料を与え、牛の第一胃にある有益菌を増やしつつ、健康をしっかりと管理。

健やかに育てられたせんば牛は、牛肉ならではのしっかりとした味わいが堪能できます。

 

 

スーパーで役立つ理想的な牛肉の選び方

牛肉を選ぶ際は、鮮紅色と呼ばれる白に近い赤色(ピンク色)っぽいものを選びましょう。その理由は、若い牛のお肉ほど淡い赤色となっており、良質なお肉の証拠となるからです。

 

脂身の理想的な状態は、光沢があり乳白色(もしくは白色)でありながら赤身との境目がはっきりとしているものです。
牛肉によっては脂身が黄色っぽく見えるものもあります。餌の影響によるものなのか鮮度が落ちているからなのかは判断が付きにくいので、脂身が黄色っぽいものはなるべく避けるのが無難です。

 

牛肉はうま味成分である赤い「ドリップ」が出ていないかも、要チェック。パックにドリップが出ていないものを選ぶのがおすすめです。

 

 

牛肉をより美味しく食べるための、下処理の方法を解説します

牛肉を美味しく食べるには、素材だけでなく下処理も同じくらい重要です。

誰でも簡単にできる、牛肉の下処理をご紹介します。

 

1.常温に戻す

冷蔵庫から出した直後の牛肉は、焼き上がるのに時間がかかるだけでなく、肉汁が流出しやすくなっています。

常温に戻せばうま味のつまった肉汁の流出を防止できます。厚みがある牛肉なら、調理する30分前から出しておきます。

 

2.ドリップを拭き取る

牛肉に付けたままにしておくと生臭さを感じるドリップは、調理前にクッキングペーパーで拭いておきましょう。

 

3.筋切り

お肉の筋は過熱により縮むため、下処理をしないまま焼くと反りかえり、火が均等に通りません。

赤身と脂身の境目にある筋を切ることで、お肉が縮まらず食感もアップ。お肉に厚みがある場合は、裏からも包丁を入れておきましょう。

 

4.下味のタイミング

下味のために塩を振ってから時間が経つと、肉汁が出てうま味が逃げてしまい、肉質も硬くなってしまいます。

塩で下味を付ける場合は調理直前に行いましょう。

 

 

牛肉をお探しの方はこちら

今回は千葉県のブランド牛についてご紹介しました。

千葉県産のブランド牛は全国の有名ブランドに負けない質を誇り、ジューシーさと牛肉ならではの肉肉しいうま味が満喫できる逸品。一口含めば思わず笑みがこぼれる美味しさが味わえます。

 

ちばぎん商店では今回ご紹介したブランド牛を含め、幅広くお肉を取り扱っています。質はいいけれどなかなか世の中では知られていない千葉県の商品やサービスを支援し、クラウドファンディングやショッピングを通じて多くのお客さまに届ける手助けをしております。

 

他では味わえない、食べた人が喜ぶ牛肉をお探しの方は下記も参考にどうぞ!

 

過去に掲載したプロジェクト(販売終了)

▼金箔入りしゃぶしゃぶとおせちのセット(2022/11/30まで)

日本料理の料亭「和か葉」の2大人気商品のしゃぶしゃぶとすきやき、豪華金箔入りのおせちとのセットです。お正月に食べたいものが一緒に楽しめます!

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年間3,000本の牛タンを扱う目利きが厳選した千葉県産の贅沢極上厚切り和牛タン

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▼厳選和牛

「美味しいお肉をリーズナブルに」をモットーに、肉フェス3連覇の人気焼肉店厳選の和牛

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▼和牛ビーフカレーと牛タンキーマカレー

『本当に美味しいカレー』を追求し、千葉県船橋市の老舗焼肉店、焼肉やまとの牛肉を使用して完成させた逸品。

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▼鍋専門店の牛肉しゃぶしゃぶセット

各地より厳選したお肉や、プライベートブランドのタレや出汁、季節の野菜に加え〆にご用意したうどんのセット。

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2022年11月時点