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千葉は日本酒造りも盛んな地域!千葉の日本酒の特徴と隠れた銘酒を紹介!

2023.10.11 19:06

千葉県は日本酒作りが盛んだと聞いて意外と思われる方も多いかと思います。千葉県では2023年現在で38棟の酒蔵があり、多くの日本酒銘柄を造っています。江戸時代創業の歴史のある酒蔵が現在でも多く残っているのも特徴です。そんな千葉の日本酒が人気である理由とその特徴を紹介します。

参照:蔵元マップ

日本酒とは?

日本酒は、清酒の中でも原料である米、米こうじに日本国内産米のみを使用し、日本国内で醸造したもののみを指し、海外で作られたものは日本酒とは定義付けられません。米こうじを使い、その酵素によって米のデンプンを糖分に変え、酵母の力でアルコール発酵を行っています。糖化とアルコール発酵2つの化学反応を同時に同じタンクで行う技術は非常に難しい醸造方法であり、このことにより高アルコールの醸造酒ができるのです。高度な技術であることから海外では同様の醸造方法で清酒をつくることが難しく、日本酒は海外から非常に人気が高くなっています。日本酒造組合中央会のデータでは、2021年の日本酒輸出高は402億円でここ12年は毎年最高記録を更新しているほど堅調に売上を伸ばしています。

参照:日本酒造組合中央会

お酒の種類

日本ではきれいな水が豊富であることから様々なお酒が造られており、大きく醸造酒、蒸留酒、混成酒の3種類に分けることができます。
醸造酒:日本酒、ビール、ワイン
蒸留酒:焼酎・泡盛、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジン、ラム
混成酒:みりん、リキュール、合成清酒、ベルモット

今回のテーマである醸造酒に分類される日本酒は大きく吟醸酒・純米酒・本醸造酒の3つに分けられます。
▼吟醸酒
精米歩合60%以下の白米と米こうじ及び水、またはこれらと醸造アルコールを原料として吟味して造ったお酒で、固有の香味及び色沢が良好なものです。
▼純米酒白米
米こうじ及び水を原料として造ったお酒で、香味及び色沢が良好なものです。お米だけで造られたお酒です。
▼本醸造酒
精米歩合70%以下の白米、米こうじ、醸造アルコール及び水を原料として造ったお酒で、香味及び色沢が良好なものです。

千葉県の日本酒の特徴

千葉県で酒造が盛んになった理由として、江戸への近さ、利根川や江戸川などの水運に恵まれていたことが理由としてあげられています。千葉県は醤油の名産地として有名ですが、醤油は日本酒の仕込みで使っていた木桶を利用して作っていた為、醤油蔵の近くには酒蔵があるといわれるほど関係性の深いもので、醤油と同様に水運を利用して多くの日本酒も江戸に運ばれていたことから、明治時代には230棟以上の酒蔵がありました。千葉県の酒蔵は北総エリア、上総エリア、九十九里エリア、水郷エリア、銚子エリアに分かれており、良質の米や水を生み出す自然豊かな土地があり、それぞれ地物の食材を利用した銘酒が造られていることも特徴です。

千葉県の日本酒が人気の理由

千葉県の酒造りの歴史は江戸時代にまで遡り、伝統に重きをおく蔵元や、新しい挑戦をしながら革新的な日本酒の可能性を広げる蔵元など、個性豊かな日本酒が多いことも人気の理由となっています。また、明治時代に230棟を超えていた酒蔵も近年では減少していたこともあり、再び千葉県の日本酒造りを活性化することを目的としたアク千葉プロジェクトが立ち上げられ、千葉の米、千葉の水で造る、地産地消ならぬ、『千産千消』のお酒造りに取り組んでいるため、千葉県の個性が存分に詰まった千葉県でしか作れない日本酒となっています。

自然やきれいな水に恵まれた千葉では日本酒だけでなく、魚介類や農作物が豊富でお酒に合う食べ物やおつまみも非常に多いことから、日本酒も人気が高まっています。

参照:千葉日本酒活性化プロジェクト

日本酒は健康にもいい?

月桂冠株式会社の総合研究所は、日本酒のフルーティな香りの主要な成分である「カプロン酸エチル」や「酢酸イソアミル」を嗅ぐと、ヒトの心と体にリラックス効果(鎮静効果)をもたらすことを、筑波大大学院とのヒトに対する有効性評価試験で明らかにしました。リンゴのような華やかな香りの「カプロン酸エチル」と、バナナのような芳醇な香りの「酢酸イソアミル」が知られています。月桂冠総合研究所では、成人女性18人分の試験データを解析したところ、吟醸香にはストレスや不安などの感情を抑える心理的な効果と、安静時に働く副交感神経活動を優位にする生理的な効果があることを確認しました。

参照:月桂冠総合研究所

また近年、化粧水などにも日本酒の成分が含まれている商品が売られており、日本酒の美容効果が期待されています。日本酒(清酒濃縮物)に含まれるα-EG(エチルグルコシド)が荒れ肌の改善に対して有用だという研究結果も報告されています。

参照:清酒中に含まれるα-エチルグルコシドの新たな機能性

千葉県のおすすめの日本酒6選!

日本酒

国産のブルーベリーを100% 使用
ブルーベリーの濃厚な果汁をそのまま感じていただける千葉県の日本酒です。
果実を贅沢に使用し醸したので、しっかりと香りと味わいをご堪能いただける逸品です。
ブルーベリーの綺麗な色、芳醇な甘い香り、そして甘酸っぱくもしっかりとブルーベリーを堪能できる上品な味わいをお楽しみいただけます。アルコール度数を抑えて非常に飲みやすくなっており、初めて日本酒を飲む方にも日本酒が好きな方にも味わっていただきたい一本です。

人気の病み華シリーズデザインがブルーベリーのボトルを病みかわいく彩ります
ACDC RAGで人気の病み華シリーズの蓮の花がCHIBASAKEの日本酒とコラボレーションをしています。
BLACK×PURPLEはブルーベリーリキュールの色味とピッタリ。CHIBASAKEのみお楽しみいただけるボトル系のコラボ商品となっています。
おすすめの飲み方はストレートやロックですが、様々な飲料でアレンジしてオリジナルのカクテルを考えてみてはいかがでしょうか。

詳細はこちら(ACDC RAG SAKE COLLECTION 藍苺酒)

 

日本酒

味のバランスが良く爽やかで清涼感あふれる吟醸酒
アルコール度数は抑えめの14%。そのスッキリとした軽い味わいは、紺碧の空の下ゆっくりと味わって頂くのに適した千葉の日本酒です。

女性人気も高いオシャレなボトル
青空のような深く濃い美しい青色。暖かい爽やかな風の中、雲一つない爽快な空。
そんな夏の日をイメージした日本酒はすっきりと軽い味わいに仕上がっています。
ブルーの綺麗なボトルはおしゃれな贈り物として女性からの人気も多く集めています。

良く冷やしてお飲みいただくとより美味しさを感じることが出来ます。
DEEP BLUE は冷や専用と言っても過言ではないほどよく冷やして、きゅっとお飲み頂くのがおすすめです。
お料理とのペアリングでは、淡白な味の白身のお刺身、鮎の塩焼きなどとの相性が抜群です。

詳細はこちら(Twilight DEEP BLUE)

 

日本酒

ワインのような軽やかな飲み口と、ほんのりと苦味
新感覚の日本酒。そんなフレーズがぴったりのこのお酒はりんご酸を多く生産する酵母を使用して作られたため爽やかな酸味とさっぱりとした甘さになっています。
ワインのような軽やかな飲み口と、ほんのりと苦味がありフルーティーな心地の良い甘さを実感いただける千葉の日本酒です。

多彩な温度帯で旨味を味わえる純米酒
純米酒は温度帯によって多彩な飲み方が出来る日本酒です。米の旨味を味わうのなら、常温からぬる燗の温度帯をおすすめします。
冷やしていただくとよりスッキリとした味わいを感じることができ、日本酒の香りをよりお楽しみいただくことが出来ます。

詳細はこちら(Twilight SUNRISE PINK)

 

日本酒

千葉県産の酒造好敵米「総の米」を100%使用
低温でゆっくり発酵させた、無濾過、1度火入れの純米酒です。
米の旨味の後にさわやかな酸味が通り抜け最後にコクを感じるような味わいです。
常温やぬる燗でも美味しくいただけますが、これからの季節は冷やしてきゅっと飲んでいただくのがおすすめです。

良質な水とお米を使用して作られた旨味溢れる純米吟醸酒
醸造アルコールを使用せずに製造されるのが純米吟醸酒です。米と米こうじ、そして水のみを原料とすることで、米そのものの旨味を贅沢に感じることが出来ます。SKY BLUEは軽快でなめらかな口当たりを楽しむことが出来、華やかな吟醸香をお楽しみいただけます。

詳細はこちら(Twilight SKY BLUE)

 

日本酒

気候や温度変化を日々管理しながら、自然水が流れる静かな洞窟にて悠々と変化を重ね、緑豊かな木々が色を変えていくのと同じように熟成させた千葉の日本酒です。

時間をかけて丁寧に造られた日本酒
口当たりが柔らかく感じる軟水は、保有する山の自然水。
空気の透き通る凛とした木々たちが佇む中流れる美しい水は、山の恵にほかなりません。
また、千葉県でも数少ない自社醸造用精米機を使用し、先代の拘りのひとつでもある「ゆっくりと時間をかけて丁寧に」精米しています。

日本古来の伝統紋様をラベルに
奈良・平安時代に盛行した「宝相華」をラベルにエンボス加工を施しています。
縁起の良い美しい柄が際立つ、きめの細かい白い用紙を採用しています。
ギフトやメモリアルなシーンに華を添えられるよう、朽ち葉色の上質な貼り箱に、艶黒の箔押しを施しています。

綺麗でスッキリとした甘さ、たおやかな酸味
発酵由来によるヨーグルトの上澄みのような乳酸の香りをたおやかに感じられ、綺麗でスッキリとした甘さが口の中に広がります。やや辛さを感じつつも、熟成によるコクが染みわたります。美味しくお召し上がりいただける温度帯は、冷酒から常温がおすすめです。

詳細はこちら(THE EVOLUTION 02)

 

日本酒

伝統を守りながら常に新しい革新を追求する飯沼本家を生産パートナーに、深さの極みを追求し生産しています。 先人達が創りあげた高い技術と志しを尊び、新たなシーンを開いていく、囚われない感性が革新を生み出した千葉の日本酒をお楽しみください。

多様な価値を世界へ伝える
THE EVOLTIONで大切にしていることはバランスの良さと美しさ、ご提供したいのは「至福の時間」です。グラスから立ち上がる、爽やかで甘い香りとこだわりの熟成で角がとれ、まろやかになった舌触りと、爽快ですっきりした後味がお楽しみいただけます。

シルクのような舌触り、華やかな香り
爽やかな青リンゴの様な上立香とバナナの様な含み香、心地の良い総合的な香りを感じていただいたあとに、少し口に含むと、若干のガス感の後に柔らかく優しさを感じていただけます。
スッキリとした甘味のあるジューシーさを感じられる口当たりです。
香り、飲み口は甘さ、後味にはキレのある爽快な味わいを感じていただけるはずです。

徹底した温度管理で造られる、最適の熟成
醪(もろみ)の段階で通常より低温にて温度管理し、上槽時には3℃まで品温を下げます。
その後、瓶詰の間までは短期間サーマルタンクにてマイナス温度帯で貯蔵をし、瓶詰後は飯沼本家が所有する氷温冷蔵庫で貯蔵しました。
通常貯蔵より手間のかかる氷温貯蔵は、通常の貯蔵と比べ0℃〜-3℃の空間で、ゆっくりと時を重ねて熟成していくので、角がとれた丸みのあるシルクのような舌触りになり、まろやかな味、華やかな香りへと変化します。

歴史300年の伝統から革新へ
300年の酒造りの伝統を持つ飯沼本家。伝統を守りながらも、柔軟に変わり続ける勇気を大切に、酒々井発“SAKE” 文化は、国内のみならず海外からも高い評価を受けています。千葉が誇る酒蔵の新しい味わいをお楽しみください。

深い味わいは良く冷やして存分に発揮されます。
THE EVOLUTION01は、香りと味わいにこだわった新たな挑戦の日本酒。温度帯は雪冷え~花冷え(5~10℃)がおすすめです。よく冷やすことで、綺麗な炭酸と適度に柔らかい旨味のバランスが一層引き立ちます。。

詳細はこちら(THE EVOLUTION 01)

 

まとめ

今回、日本酒について紹介をしました。全国には様々な個性を持つ日本酒があり、魅力的な日本酒も非常に多くあります。今回紹介した日本酒も千葉ならではの個性を持つ魅力的なものばかりでした。日本酒は美味しくリラックス効果もあるとされていますが、飲みすぎには注意しましょう。お酒を長く楽しむためにも、たくさん飲みたい気持ちをぐっとこらえて適量を意識することが大切です。生活習慣病を予防するためのお酒の適量は1日平均純アルコールで約20g程度であるとされています。

健康を意識しながらもぜひ様々な日本酒の個性をお楽しみください。

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